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サステナブル・ツーリズム: TENARの目指すリゾート地とは
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TENARの運営会社であるCountryWorksは、「建築ロスを生まないライフスタイルの普及」をミッションに掲げ、移動可能な建築=モバイルハウスの採用で、サステナブル・ツーリズムの推進や、空き家数の増加という社会課題の解決を目指しています。
このジャーナル記事では、サービスのコアである、モバイルハウスのサステナビリティについてご紹介します。そして、TENARがどのようにサステナビリティと向き合い、これからどういった施策を取り入れていくのかをお伝えします。
モバイルハウスのサステナビリティ
2000年より環境負荷の少ない循環型社会の標語として用いられている、3R(3アール 、Reduce・Reuse・Recycle)概念があります。
私たちは、既存建築に対する次世代の建築のあり方も、3Rであると捉えています。
モバイルハウスでは、以下の3Rを体現することができます。
- Reduce:小空間での快適な暮らしのあり方を提案し、家そのものを小さくすることで、建築資材の削減や冷暖房・照明などの必要なエネルギーの削減
- Reuse:移動可能であることで、車と同様に次の使い手のもとに移動し、利用されることで、再使用を促進。住居や宿泊用客室に採用することで、建築ロスを生まない社会を実現。
- Recycle:移動可能な建築、かつシンプルな素材での制作が可能なことにより、集約型廃棄を実践。リサイクル率の低い建築業界においてリサイクル率を向上。
TENARの目指す社会
CountryWorksのモバイルハウスを採用した事業の中で、TENARが背負うミッションは、「持続可能なリゾート地の開発」です。
リゾート地は、スキーや温泉、ゴルフ、テーマパークなど、過去の多様なブームにより過度に開発され、その後ブームが去り廃墟が残るといったことを繰り返してきました。
今日のグランピングはその最たるもので、インバウンドもその可能性を有しています。
TENARは「ちいさな客室で、上質な旅を。」というキャッチコピーに表されるように、客室としてはこじんまりしていますが、モバイルハウスを利用した最小限の設備で、上質な旅を提供し、廃墟を生まない持続可能なリゾート地のあり方を提案していきます。
3つの大きな取り組み
① 移動可能なモバイルハウスやデッキを客室に使用
:不要な時期や、需要が下がった場合は簡単に撤去が可能な形で運営を行う
② 提携ホテルの施設を利用
:シェアリングエコノミーの一環として可能な限りホテルの施設をお借りする
③ サステナブルなアイテムのセレクト
:お客様とのタッチポイントになるアメニティや備品などにサステナブルなアイテムを採用する
今後の取り組み
上記に加えて、TENARを設置している地域の持続性をより高め、地方創生に貢献するため、今後は以下のような施策の導入も検討しています。
(1) 地域連携
⚫︎ その地域にしかないモノや景色を紹介する周辺周遊
⚫︎ 自然に対する知見を持った、その土地の住民をTENARのアテンダントとして採用
– 10年後も続いていくサービスを作るために、場所を目的とした宿泊ではなく、
「人」に会いにきてもらうためのサービス作りへ
(2) サステナブルなアクティビティ
⚫︎ ゴミ拾いの啓蒙のためのゴミ拾いプラン(ゴミ拾い協力者への割引なども検討中)