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2022.05.31 | hakuba

地産地消にこだわった絶品スパイスカレーを味わえる「LUCE by ARISUE SPICE」

その土地ならではの料理を味わうことも旅の醍醐味のひとつ。
今回ご紹介するのは、「お客様の日常にちょっとしたスパイスを。」をコンセプトに店内の雰囲気づくりやメニューの開発を行っている「LUCE by ARISUE SPICE」。
白馬駅から徒歩5分、八方尾根スキー場 国際ゲレンデのリフトから徒歩30秒という近さにあり、スノーウェアでの入店もできる、どんな季節でも訪れやすいお店です。

LUCEの一番の魅力は、白馬で収穫した規格外野菜や経産牛(出産を経験した牛)を積極的に使用し、地産地消を実践しているカフェレストランであること。

スパイスや料理人の腕と掛け算され、「普段捨てられてしまうような野菜がこんなに美味しくなるの?」と驚いてしまうような料理ばかり。
最大限引き出された素材本来の美味しさを味わいたい方にぴったりなお店です。

▼ 余剰野菜、経産牛で作る絶品料理
LUCEはARISUE SPICEが展開するカフェレストランで、ARISUE SPICEはキッチンカーからスタートしたスパイス専門店です。きっかけはオーナーである蟻末(ありすえ)さんが、白馬の農家さんから出荷に不向きな規格外野菜や余剰野菜を、お裾分けでいただいたこと。

蟻末さんは、下処理に手間はかかるものの、美味しさは変わらない野菜を買い取ることで農家さんを支援することを決意し起業。

野菜だけでなく、お肉も通常は肉質が固く風味が劣るイメージから、あまり流通しない経産牛にこだわり、畜産農家の支援にも力を入れることに。規格外野菜同様に手間はかかるものの、丁寧に調理することで、経産牛のイメージが変わってしまうほど柔らかく、味わい深いお肉を楽しむことができます。

お客様にも余剰野菜や経産牛について、食べて知って欲しいという想いから生まれた、看板メニューの「信州和牛と15種類のスパイスカレー」はLUCEでも一番の人気ランチメニューです。

ディナーはその日に地元農家さんから仕入れた野菜を中心に、余剰野菜などを積極的に取り入れた2部制のコース料理となっています。

3,800円のリーズナブルなコースから、12,000円のコースまで5種類もあり、お食事のシーンによって選びやすく、季節ごとにいろいろな野菜を楽しめるのも魅力のひとつ。
落ち着いた店内で、白馬の食材を堪能できます。
ディナーは予約制となっていますので、ご利用の際はご予約を忘れずに。

▼ 食べるという選択がサステナブルに
今でこそ当たり前に聞くようになったサステナブルに、創業当時からアンテナをはり、実践してきたLUCE。

余剰野菜や経産牛などは普段の生活で、食べること自体少ないかもしれません。
しかし、食べることでその食材が持っている本来の美味しさを知ることができ、生産者を支援することにも繋がります。

サステナブルの取り組みは食材以外にも。

テイクアウト容器は再生紙容器にこだわり、マイカップや容器持参のお客様へはキャッシュバックをしています。

【アルパッケ】というごみを出さないテイクアウト容器サービスにも加盟しており、会員になって下さったお客様には専用のお弁当箱でのテイクアウト・返却を行っています。

小さな積み重ねですが、お客様との連携で少しでもごみを減らす工夫を続けています。

LUCE byARISUE SPICE オーナー蟻末さん

食べるという行為がサステナブルに繋がり、それでいて美味しい。
私たちでも気軽に貢献できることを、料理を通して伝えてくれます。

▼ LUCEの想い
立地もよく、どんなシーンにも訪れやすい、LUCE by ARISUE SPICE。
蟻末さんにお客様への想いをお伺いしました。

ご友人、家族、大切な人との時間をゆったりと寛いでいただきたいと思っています。そしてお料理とおもてなしで、心地よい空間だと感じて頂けたら嬉しいですね。

LUCE by ARISUE SPICE

食材に対する驚きと美味しさを堪能する時間は、まさに日常にスパイスをひとつまみ足されているかのよう。

白馬の食材を使った美味しい料理を楽しみたい方はもちろん、生産者を応援したい方にもぜひ訪れて欲しいお店です。
普段食べている食材やサステナブルについて考えるきっかけにもなるかもしれません。
LUCEで、新たな食の発見をしてみてください。

取材協力
LUCE by ARISUE SPICE オーナー 蟻末 健
千葉県出身。移住先に白馬を選ぶ。
地元生産者の出荷に関する課題を解決するため、2019年にキッチンカー「ARISUE SPICE」をオープン。
2020年12月には実店舗として、「LUCE by ARISUE SPICE」の通年営業を開始。

writer

TENARライター Funahashi Saki

東北育ち、兵庫県在住。 趣味は、旅でその土地の文化や自然を感じたり、キャンプで時間の流れをゆっくりと味わうこと。 星空と焚き火を眺める時間は特にお気に入り。 動物と触れ合うことや、人との会話など、人や自然との繋がりを感じられる空間に心地よさを感じる。